カーヌスティ Carnoustie Golf Links
7,397 yards / Par 73
設計者:Alan Robertson / Tom Morris / James Braid
設立:1850
カーヌスティといえば今でも1999年全英オープンでの「バンデベルデの悲劇」を思い出す。
そして直近の2007年にはパドレイグ・ハリントンがクラレット・ジャグを獲得。
これらを合わせて7回全英オープンを開催している超難関コースの1つ。
そして2011年には全英女子オープンも開催、ヤニ・ツェンの圧倒的な強さは記憶に新しいところ。
全英開催のチャンピオンコースの他にバーンサイドリンクス、バドンリンクスの3コースを備えており、これらのコースを組み合わせてプレーができるパッケージチケットもある。(上記のデータはチャンピオンコースのものです)

ガレーン Gullane Golf Club
6,466 yards / Par 71
設計者:不詳
設立:1882
エジンバラの東に広がるリンクス銀座とも呼ぶべきイーストロジアン地方。その中心に位置するガレーン(日本ではギランと訳されることもあり)では、今から何と約350年前の1650年にはゴルフが行われていた、という記録がある。
ガレーンの街、というか村全体がゴルフ中心に回っており、老若男女がゴルフを楽しんでいる、という雰囲気がとても気に入っています。
コースは雄大なガレーンの丘を越えて海沿いのリンクスに出て、最後はまた丘を越えて戻って来る、というゴルフ本来の出て行って(アウト)帰って来る(イン)を実感できる。上記のNo.1コースの他にNo.2、3と3コースがあり、実力に合わせて楽しめる。ガレーンの村に1軒だけあるパブ兼レストランは味も雰囲気もお薦めです。

キングスバーン Kingsbarns Golf Links
7,181 yards / Par 71
設計者:Mark Parsinen / Kyle Phillips
設立:1922
現在のゴルフクラブは1922年に再発足したが、その前身であるKingsbarns Golfing Societyは18世紀に設立され、1793年にはKingsbarns Linksでゴルフが行われていた。
全英オープン最終予選会場の常連となっている他、毎年10月にはセント・アンドリュース・オールドコース、カーヌスティと共にダンヒル・リンクス・チャンピオンシップの会場となっている。
クレイル Crail Golfing Society
5,861 yards / Par 69
設計者:Tom Morris
設立:1895
Balcomie Links(上記のデータ参照)と全てのホールから海が見渡せるClaighead Linksの2つのコースを持っている。
Crail Golfing Societyは1786年にクレイルの街にあるGolf Innという、いわゆる「旅籠屋」に集まった11人の男たちよって創設された。このクラブよりも古いクラブは、ミュアフィールドをコースに持つThe Honourable Company of Edinburgh Golfers(1744年創設)をはじめ世界に6つしかない、という長い歴史を持つ。
コースはセント・アンドリュースから海に沿って南東に行き、Kingsbarnsを過ぎてさらに行った半島のまさに突端にあり、常に強風にさらされている。
筆者が訪れた日は、ただでさえ強風なのにさらに特別に風が強い日で、ピン・フラッグが倒れていたホールもあったほど。ここの風を経験すると、他のリンクスでさえそよ風に感じるほど(?)、風を読む、という知的なゴルフが堪能できます。

グレン・ゴルフクラブ The Glen Golf Club
6,275 yards / Par 70
設計者:Ben Sayers / James Braid
設立:1906
2人の伝説的ゴルファーによって18ホールが完成し、同時にクラブが設立されたのは1906年だが、17世紀には既にこの地でゴルフが行われていた。
ノース・バーウィックの東側に位置するため、西側のノース・バーウィックを西コースと呼ぶのに対して、東コース、又は東リンクスと呼ばれる。
1番ホールの2打目は丘、というよりもほとんど山の上のグリーンに打ち上げていき、断崖の上のコースを堪能してから最終18番ホールで豪快に打ち下ろして戻って来る、という印象深いレイアウト。
断崖絶壁のすぐ真上から打ち下ろすような、その名もSea Holeという13番パー3はこのコースの名物ホール。バックティからでも144ヤードと距離はそれ程でもないが、海越えと錯覚する景観と常に海から吹きつける風がプレーヤーを悩ませます。
筆者はグリーンオンこそしなかったもののエッジまで何とか運べたのは上出来でした。
間近に見える巨岩、Bass Rockが浮かぶ景観が素晴らしいです。

セント・アンドリュース・オールドコース St. Andrews Links Old Course
6,721 yards / Par 72
設計者:不詳
設立:15世紀ごろ
云わずと知れたゴルフの聖地。R&Aの本拠地もあり、現在でも世界のゴルフに於ける中心を担っている。
ゴルフコースの基本が18ホールになったのも、元々22ホールあったこのコースが18ホールに変更されたことに由来する。
とにかく、ゴルファーであれば一度は訪れてみたいコースの1つ。
セント・アンドリュースの街を歩いているだけでも、ゴルフの歴史と文化を感じられる、そんな素敵な場所です。

ターンベリー Turnberry
7,211 yards / Par 70
設計者:Mackenzie Ross
設立:1903 (1945再建)
石川遼選手が日本人最年少出場を果たした2009年を含めて4回全英オープンを開催している名門コース。
第2次大戦中には空軍の飛行場として使用され戦後再建されたが、そんな事実が信じられないほど自然のまま復元されている。
豪華なクラブハウスと、反対側の丘の上にある真っ白な豪華なホテルが日本のバブル時代のゴルフ場を彷彿とさせるが、歴史と景観が重厚さを感じさせ、バブルと感じてしまった自分を反省させられます。
灯台の近く、9番ホールのティグランドは断崖絶壁にぶら下がっているようで、ここから海越えのティショットはさぞかしスリリングなことでしょう。
スコットランドのコリン・モントゴメリーが「世界最高のリンクスゴルフを提供してくれる」とコメントした、1度は訪れてみたいコースです。
プレーするには豪華ホテルへの宿泊を前提とした高価なパッケージでの予約が必要だが、前日又は当日に電話して空いていればプレーも可能です。
全英オープン開催のアイルサコースの他にキンタイアコースとパー3のアランコースを備えている。(上記のデータはアイルサコースのものです)

ノース・バーウィック North Berwick Golf Club
6,458 yards / Par 71
設計者:不詳
設立:1832
日本語ではノース・ベリックとも訳される、スコットランドで最も古いゴルフクラブの1つ。1番ホールから海(フォース湾)を右に見て出て行き(アウト)、10番ホールから折り返して帰って来る(イン)というリンクスの典型的なレイアウト。このコースの15番ホール、「レダン」という名のパー3は後に多くの著名なコース設計家がコピーしたという有名なホール。
地元では街の西にあるグレン・ゴルフクラブを西コースと呼ぶのに対してノース・バーウィック東コースとも呼ばれている。
1885年、トム・モリス親子がダン兄弟とこのコースでマッチを行っている最中に、ヤング・トム・モリス夫人難産の知らせが入り、急遽船を仕立ててフォース湾を渡ってセント・アンドリュースへ帰った、という逸話はあまりにも有名。

プレストウィック Prestwick Golf Club
6,778 yards / Par 71
設計者:不詳
設立:1832
言わずと知れた全英オープン(ジ・オープン)発祥の地。
1860年の第1回大会から1870年まで連続してジ・オープンを開催。現在は大観衆を収容できる敷地がない、という理由だけでジ・オープン開催コースから外されているが、コース難易度は他の開催コースと未だに遜色はない。
1番スタートホールのすぐ横が電車の駅であることが有名で、朝イチのスライスは禁物というアマチュアにはちょっとキツめのスタートとなる。
コースもさることながら、クラブハウスも重厚で、歴史を感じる展示物の数々は一見の価値がある。時間が許せば、ボリュームたっぷりで8ポンドとお得なステーキサンドを是非お試し下さい。
このコースはリンクスコースであるが、18ホールどこからも海が見えない。それでも海のすぐ横、という気配を感じることが出来ます。

ミュアフィールド Muirfield
7,034 yards / Par 71
設計者:Tom Morris
設立:1891
1744年に創立された世界最古のゴルフクラブ、ジ・オナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズ(The Honourable Company of Edinburgh Golfers)の専用コースとなった1891年の翌年には全英オープンが開催された、スコットランドで最も格式が高い名門コース。イギリスのメンバーコースに良く見られることだが、このコースも看板1つなく、危うくコースを見逃してしまうほど。
厳格なメンバーコースではあるが、火・木曜日はビジターに開放している。
しかし、1年前から予約が埋まってしまう程の人気コースのため、このコースを経験しようと思ったら早めに計画を立てたい。
2013年の全英オープン開催が決まっている。

レーベン Leven Links Golf Course
6,506 yards / Par 71
設計者:不詳
設立:1846
エディンバラからフォース・ロード・ブリッジを渡り、フォース湾沿いに東へ向かうと、そこは先端のクレイルまで幾つものリンクスコースが連なる「リンクス街道」です。
その中の1つ、レーベン・リンクスでは1820年頃からゴルフが行われ、1846年には初期のレーベン・ゴルフクラブが、そして1867年にはレーベン・ゴルフィング・ソサイエティーが世界で11番目に古いゴルフクラブとして発足、その後隣接するLundin G.C.(ランディン)や近隣コースと枝分かれし、現在はレーベン・ゴルフィング・ソサイエティーとレーベン・シスル・ゴルフクラブがこのリンクスをホームとしている。
コースはデューンと呼ばれる丘と極上のベントとフェスキューに覆われた、まさに古典的なリンクスコースが楽しめる。町から出て行き(アウト)町に帰って来る(イン)レイアウトもオールドコースをはじめとする典型的なリンクス。
このコースの18番グリーン手前には「スクーニー・バーン」という名の小川が流れ、カーヌスティーに似たタフな最終ホールが待ち受けている。
全英オープンがオールドコースで開催される年には予選コースに選ばれており、また、レーベン・リンクスでは毎年8月には世界最古のアマチュアのストローク戦によるオープン競技が今も開催されている。

ロイヤル・ドーノッホ Royal Dornoch Golf Club
6,586 yards / Par 70
設計者:Old Tom Morris
設立:1877
ゴルフクラブの設立は1877年だが、1616年には早くもゴルフが行われていた、という記録が残る、スコットランドでも最も古いゴルフコースの1つ。
現在のコースは1891年にオールド・トム・モリスが設計したもの。
毎回世界のベスト・コース百選の上位にランクされるほど評価の高いコースであるが、「遠い」という理由で全英オープン開催コースには名を連ねていない。
3度の全英チャンピオンで2009年ターンベリーでの全英オープンでも59歳にして大活躍したトム・ワトソンにして、「これまでにプレーした中で最も楽しめたコース」と言わしめたほど、リンクスの魅力に富んだ「北の聖地」。

ロイヤル・トルーン Royal Troon Golf Club
7,175 yards / Par 71
設計者:Willie Fernie
設立:1878
第一次大戦前から全英アマチュア選手権の会場とはなっていたが、全英オープン開催は1923年と意外に新しい。2016年に同コース9回目の全英オープン開催が決まっている。
グラスゴーから南西に向かってエアシャー海岸沿いに連なるリンクスコースの中の1つ。1番ホールから海を右手に見ながら10番で折り返す、という古いリンクスコースに多い古典的なレイアウト。
このコースの8番パー3はThe Postage Stamp(郵便切手)と呼ばれるあまりにも有名なホール。(写真右下)チャンピオンティからでも123ヤードしかないが、プロでもパーオンが難しい。
ティグランドから切手の大きさにしか見えない小さな縦長のグリーン、それを取り囲むバンカー群、そしてその日によって使用クラブが大きく変わる風・・・まさにリンクスゴルフの醍醐味がここにあります。
筆者プレー時はたまたま風が穏やかで運よくグリーンオンさせてもらったが、うまく切り抜けても、過酷なバンカーに捕まっても、どちらも土産話にできる奥の深さがある(笑)。
隣接するポートランドコースとセットでの予約が原則で、プレーヤーには記念品として名前と日付を刻印したクラブタグがもらえるのも嬉しいサービスです。(上記のデータはオールドコースのものです)

